制作事例

カカオ研究所 ブランディング

お客様からのご紹介でカカオ研究所様をご紹介いただきました。
従来使用されていたロゴやパッケージもあったのですが、ベトナムのカカオと日本の技術力を融合させた海外向けの新しいラインとして、ロゴデザインやパッケージデザインの依頼を受けました。
ベトナムとカカオ、当時は正直ピンとこなかった私たち。プロジェクトは奥深いチョコレートの世界を学ぶところから始まりました。

CLIENT

カカオ研究所 様

WORKS

・新ラインのブランディングロゴデザイン
・パッケージデザイン
・チョコレート型のデザイン
・催事展示スペースの装飾

ベトナムの自然×和のこころをデザイン

美味しいチョコレートを作るには良いカカオ作りから始めなければないと、ベトナムに研究所をつくり、真面目にそしてとことんこだわってチョコレートづくりをされているカカオ研究所様。 お会いしてお話を聞いたり、調べるにつれ、チョコレートの奥の深さがわかってきました。 お客様との出会いによって、自分たちの世界も広がっていくのもこの仕事の面白さです。

コンペではその企業姿勢と、日本の和のこころが伝わるようにと、カカオの花をモチーフにした家紋風のロゴをご提案。 パッケージは、ベトナムの自然風景を多彩な水彩画で表現しました。

商品名まで+αでご提案

さらに私たちは、奥深いチョコレートを“五感の芸術”と呼ばれる「和菓子」のように表現ができないかと考えました。 視覚はパッケージデザイン、味覚はチョコレートの味、臭覚はカカオの香り、触覚は舌触り、聴覚は名前の響きです。 和菓子では、聴覚でも楽しめるようと、心地良い響きの「菓銘」がつけられます。 それを本商品にも取り入れてはどうかと、コンペで+αのご提案をしました。

カカオの香りをストレートに感じられるプレーンには、ベトナムの自然を彷彿させる「朝霧の里」 ふわっと香るミルクの香り、なめらかな口当たりのミルクチョコレートには「おぼろ月」など 音でも楽しんでもらえるように、また海外の人にも和の心を説明して楽しんでもらえるようにと、一つ一つの「菓銘」をつけました。 コンペでは、ご提案してすぐその場でこの案に決定していただけました。

後から知ったのですが、実は以前は福岡でも有名な和菓子屋さんを経営されていたとのこと。 そんなこともあり、私たちの提案にご興味をもっていただけたのかなと思います。

カカオ研究所のその先

今回私たちは、パッケージデザインを中心に催事スペースの装飾などをお手伝いさせていただきました。 その後、世界中のショコラティエが出品するインターナショナルチョコレートアワードでいくつも受賞をされたり、 毎年何十万人を動員すると話題の梅田阪急のチョコレート博覧会などの全国の催事に出店されたり、 世界的なチョコレートイベントの最高峰、本場、サロン・デュ・ショコラ パリに出店されたり、 精力的な活動をされており、その活動はガイアの夜明けにも取り上げられました。

私たちもそんな魅力的な商品の一端に携わることができて、よかったです。 今後もカカオ研究所の発展をお手伝いしていきたいと思っています。