うんこおっさん

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数年前、友達とF-1グランプリを観戦しに鈴鹿へと赴いた。







二日間に渡って繰り広げられる予戦と決勝。


一人5万円もする良い席だったので見晴らしも最高。






ミハエル・シューマッハの優勝を見届け

興奮冷めやらぬ中

ダイエーのレストラン街に立ち寄り、夕食をとることに。






私は、食事の前にトイレに行きたくなった。

トイレは、一度店舗を出てしばらく行ったところにある。

めんどくさがりの私は、仕方なく重い腰をあげた。









レストラン前の通路をまっすぐに歩き、






角を左に曲がり、






さらにまっすぐ進み、






そしてその角を右に曲がった瞬間
















私の鼻が異臭をとらえた。










歩をすすめるごとに熟成味も増す異臭!







単純にトイレが近づいているからなのか?

いや、それだけではなかろう。

いったいこの先で何が起きているのか??








目的地まで数十メートルだというのに、何度も気を失いそうになるが

私の膀胱も限界が近づいているので仕方がない。







息をとめて最後の角を曲がった先に見たものは




















うんこもらしたおっさんだった。




















おっさんが

うんこもらして下半身裸で泣きそうになりながら

公衆電話から電話してた。

脱ぎ散らかしたズボンとパンツが、周囲に散乱している。











おっさんは、白シャツを着ていたが

もらした瞬間、とっさに自ら着用するシャツで拭いたのだろうか、

シャツがうんこまみれであった。














予想外の出来事すぎて

引き返すことも出来ず、

私はそのままトイレへ駆け抜け、

用を足して、そしてまたうんこおっさんを尻目に全速力でレストランに戻った。








待っていた友達に、

先程目の前で起こったファンタスティックな出来事を興奮気味に伝え、

もう一度一緒に見に現場へ戻ったのだが






おっさんは消えていた。









が、




公衆電話の下に、おっさんの痕跡が。



こんもり。







     

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